Electives

Rossの選択科目には幅広い分野で素晴らしいものが多く、その分野の第一人者が直接教える機会が豊富にあります。特に人気のある教授としては、Corporate strategyのKarnani、MarketingのBatra、FinanceのNarayanan、OperationsのBeil、AccountingのMiller、Ball等々、全米最高水準の選択科目を提供しています。以下にお勧めの授業を紹介します。

なお選択科目に関しては、Full-time MBAは一年目から履修することもできます。
Global MBAは必修科目終了後、アナーバーセッションの秋からとなります。

STRATEGY 672 Strategies for Growth, A. Karnani

Rossの誇るCorporate Strategy教授はそれぞれ独特のスタイルを持っていますが、「ビジネススクールらしさ」と言う点ではKarnani教授が随一ではないかと思います。授業の冒頭は1人の学生がそれぞれのケースについて「どの分野に会社の成長を求めるべきか」「どのような形態で新分野に進出するべきか」といった質問について教授とディスカッションを繰り広げます。授業中のプレッシャーは大変高いのですが、このようなやりとりを通じて問題の本質についてより深く考える姿勢が身に付き、将来あらゆる場面で役に立つと思いますので、Rossで是非受講すべき授業の1つだと思います。

MKT 603 Strategic Brand Mangement, Rajeev Batra

ブランド価値の向上について、戦略からそれを実行するための具体的な手段に至るまでを教授独自のフレームワークを用いながら学ぶ授業です。Batra教授は非常に経験豊富な方で、実例を多用した授業は非常に面白く、飽きることがありません。グループプロジェクトは授業開始と同時に始まり、授業の進度に合わせて作業を進めていきます。実在するブランドを分析し、改善案を提言する過程において、戦略の概念にとどまらず、ロゴをどうするか、どのような広告をどのような媒体に出すか、サブブランドも作った方がいいかどうか、等ブランドマネジメントについて総合的に考える機会があり、教授からも頻繁にフィードバックをもらうことができます。

TO 618 Applied Business Analytics, Hyun-Soo Ahn

統計的手法を用いたデータ分析について、有名な手法をフルセメスターで学ぶコースです。B-schoolで取り組むBig Data関連の授業としては必要十分な内容がカバーされており、実社会で用いられている様々な手法の基本概念についてが理解できるようになり、基礎的なレベルであれば自分で分析できるようになります。コアで学ぶ統計の基礎知識からスタートして、ベイズ理論、デシジョンツリー、モンテカルロ・シミュレーション、最適化(Solver)、回帰分析(線形、kNN、Neural Network、機械学習、など)をカバーします。毎回、ビジネステーマについての演習課題が課され、相当量の演習をこなすため負荷も高いですが、学びも多いです。

TO 624 Strategic Sourcing, Damian. R. Beil

調達という切り口からいかに競争力を高めるか、を学びます。Make-or-Buy,コストモデリング、価格交渉、契約、リスクマネジメントなど、主要な調達関連テーマを広く浅くカバーするイメージです。より網羅的に様々なテーマを扱うTO 620のGlobal Supply Chain Managementと比べると、戦略的なテーマにフォーカスがあたっており、戦略コンサルティングファームがこの分野でプロジェクト事が多い領域について、基本的なフレームワークをカバーしていくイメージです。この分野のエキスパートも複数回授業に招かれていました。授業担当教授は、2015年のBest 40 b-school professors under 40にも選ばれた方です。

FIN615 Valuation

コアファイナンスの次のステップとして、企業やプロジェクトの価値の評価方法を学びます。どのような方法でファイナンシングを行うのか、どのようにして適切な資本コストを算出するのか等につき、ケースを基に繰り返し考えていくことになります。ファイナンスに興味のない方であっても、最低限の知識、スキルとしてValuationを受講しておいた方がビジネスの様々な面で役に立つのではないかと思います。

FIN621 Corporate Financial Policy, Amiyatosh Purnanandam

Corporate financeの決定版ともいえる授業です。企業の最適資本構成とそのファイナンス方法について一歩踏み込んだ議論がなされます。デットファイナンス、エクイティファイナンス、メザニン等の利点欠点やモンテカルロシミュレーションを利用した最適WACCの算出などケーススタディを通じて勉強します。実際の事業は計算式化しきれない部分も出てきますので、ファイナンスの限界を知る上でも非常に役立つかと思います。

FIN623 Venture Capital Finance

IPO前のベンチャー企業及びPrivate Equity (Venture Capital) の双方の視点からFinanceもしくはInvestmentする為に知っておくべき知識(バリュエーション・資金政策・発行株式種類・契約書等)を学んだ上で、来校したベンチャー企業CEOやVCによる講義及びディスカッションを通じて理解を深める。日本でPE市場が未成熟なことからアメリカで最先端のVenture Capital Financeを勉強することは非常に貴重な経験になるでしょう。スタートアップや新規設立会社のValuationやFinance方法等応用できる点があると思います。

MO603 Navigating Change, Kim Cameron

Rossが高く評価されている組織論の分野の名物授業の一つで、Kim Cameron教授が『組織のもつポテンシャルをいかに最大化し、パフォーマンスを高めるか』について議論していく授業です。特にアメリカ社会で重要視される『個々の違いを前提にお互いを認め、ポジティブな労働環境を作ることで個々人のパフォーマンスを最大化する』という価値観を土台に、その重要性やいかにポジティブな企業文化を実現していくか、についてクラス全体・少人数のチームで議論を重ねます。Rossが提唱するリーダーシップ論のフレームワークである『Competing Values Framework』も扱います。

ACC 564 Corporate Finance Reporting, Ryan Ball

Ryan Ball 教授は2015年Rossのteaching excellence awardとミシガン大学全体のteaching excellence awardであるGolden Apple Awardの両方を受賞しています。この授業はUS-GAAPをベースに実際の10 K を使用しながら借入、のれん、ストックオプション、年金、連結といった特有のファクターが企業の財務諸表にどの様に影響を与えるかを理解し、一歩踏み込んだ視点で財務諸表を読み取る事を目的としています。またIFRS と米国会計基準の違いや、財務会計に存在する様々なバイアスを取り除くことで正しい企業の実態を明らかにしていきます。ケースは非常にオリジナリティにあふれ、テンポよく進む授業は爽快です。

 

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