MAP(Multidisciplinary Action Project)

MAP & Action Based Learning


MAPはFT-MBAは例年3月から4月の7週間、GMBAは例年5月から6月の7週間にかけて実施されます。1グループは学生6~7人で構成されており、各グループにそれぞれ教授がアドバイザーとしてつくことになっています。

Choosing a project

MAPには国内のクライアントを対象にしたCMAP、海外のクライアントを対象にしたIMAP、そしてベンチャー企業を対象にしたEMAPの3種類があります。例年12月の終わりから1月初旬にかけて100程度のプロジェクトリストが公開され、学生は自らのキャリアの志向に基づき、1番から10番までの優先順位を付けます。その後、優先順位、バックグラウンド等を考慮し、学校側がプロジェクトメンバーを決定します。GMBAでは生徒数が少ないため10~15程度のプロジェクトリストから1番から6番までの優先順位をつけたのち、FT同様学校側がメンバーを決定します。

Schedule

1週目…キックオフミーティング、プロジェクト範囲の確定
2-6週目…分析、定期的なミーティング、電話会議
7週目…最終プレゼンテーションの実施

MAP体験談1 (Class of 2019 / Full-time MBA)

私が参加したのは、イスラエルの医療機器スタートアップ企業の米国市場への進出戦略立案のプロジェクトです。最初に取り組んだのが、プロジェクトの目的とスケジュールについて、クライアントとの擦り合わせです。ミシガンのトロイという町にあるホテルの会議室でイスラエルから来たCEOと数日間に渡ってミーティングを行いました。そのミーティングで、初顔合わせの後、製品説明、プロジェクトの内容についてディスカッションをしました。そして、プロジェクトのスコープを定義するLetter of Engagementという契約書を双方でサインし、MAPが本格的にスタートしました。

前半は、主にリサーチに時間を費やしました。私のグループでは、各分野ごとに担当者を割り振り、各自がリサーチを進め、毎日1時間のグループミーティングで進捗を確認しながら進める、という形でした。リサーチは、ロスがアクセスを持つ膨大なデータベースを活用しました。また、クライアントからの要望で医師へのインタビューも多く行いました。インタビューする医師は、メンバーのコネクションや、ミシガン大学医学部へコンタクトすることによって確保しました。他にワシントンDCである関連する学会に参加し、業界の最新情報を入手したり、ネットワーキングなども行ないました。

後半は、リサーチ結果を元に、米国市場への進出戦略案を作成する事に時間を費やしました。中間報告のためにチームでイスラエルへ飛び、テルアビブ市内にあるホテルの会議室にて、CEOと数日間渡りミーティングを行いました。そこで、中間報告プレゼンを行い、それに対してフィードバックをもらい、最終プレゼンまでの間の進め方などについてディスカッションしました。アナーバーへ戻った後は、進出戦略案を仕上げ、最終日にテレカンにてクライアントへ最終プレゼンを行い終了、という流れでした。

プロジェクトメンバーは私の他に日本人がもう1名、後はアメリカ人が4名の合計6名でした。プロジェクトメンバーは皆、協調性が強く、クライアントもとてもフレンドリーな方だったので、一体感を持ってプロジェクトに取り組む事が出来ました。MAPでは、授業で学んだ事を実践する事により、授業で学んだ事を「使える知識」へと変える事が出来たと感じています。また、プロジェクトメンバー一人一人がユニークな経験を持っており、彼らから学ぶ事もとても多かったです。MAPはAction Based Learningを体現するプログラムとして学校が推し出しているだけのことはある、得るものが多い素晴らしいプログラムだと感じました。

MAP体験談2 (Class of 2018 / Global MBA)

私のプロジェクトはデトロイトに本社を置く某大手自動車メーカー。お客様の声を本社にまでどう吸い上げていき、サービス改善につなげるかというもの。本社訪問、自動車ディーラー、競合他社調査、インタビュー、データ分析などを行い、改善策を提示しました。
チームメイトはインド人2名、タイ人、韓国人、私の合計5名という構成で、私はチームリーダーを担当しました。英語でのディスカッションも大変なのですが、それよりも大変なのがチームマネジメント。各自の予定がある中で、どうスケジュール調整をして作業分担してアウトプットを管理するかで非常に苦労しました。

具体的なプロジェクトの流れとしては、まず何をプロジェクトスコープとするか(=何をアウトプットとして提供するか)をチームで議論し、教授に指導をもらいながらLetter of Engagement (LOE)を作成します。また、秘密保持契約(NDA)と一緒にクライアントに提出し、クライアントからサインを貰ってプロジェクトがスタートします。

プロジェクトスタート後、私のチームは①クライアントがユーザーに実施したアンケート結果等のデータを入手、②自動車ディーラー(2箇所)と本社訪問を行い、ユーザーから見た問題点とクライアントが考えている理想的な状態(ゴール)の確認を行いました。また、クライアントとは毎週電話会議を行い進捗報告を行うと共に、進め方に悩んだ際は都度担当教授に相談するようにしていました。最終的な報告としては、教授とクライアントそれぞれ別に行いレポートと合わせてチームで評価されます。

MAPはコンサルティングプロジェクトを英語で、しかも色々な産業に関わりつつ一流の教授からアドバイスを貰えるという点が得難い経験でした。また、チームリーダーとして他国の人たちにタスクをアサインして、期限を決め一つの物を作り上げていくという経験が出来た点で非常に有益だったと感じています。